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管制塔は見たPART 53

 投稿者:大将  投稿日:2008年 5月21日(水)20時19分54秒
返信・引用 編集済
  わたしゃ神様だ

その昔 志村けんのギャグのひとつ
「わたしゃ神様だ」と思わず言いたくなる出来事

管制塔からの景色は6月の終わりの初夏に現れる景色

滑走路を含めた北の大地も暖かくなり
そこに太平洋からの湿った冷たい空気が南風と共に流れ込む

20年程前に出来た頃は東洋一の高さを誇った北の大地の管制塔も
その時代はエレベーターなしの地上7階

でも地表を覆う海霧は4階より下は白い世界を生み出した

着陸機も上空はピーカン晴れで着陸のために進入するが
最終的には滑走路が見えないと諦めて進入復行を行って
出発機も規定の気象状況未満の為スポットで待機

管制塔で勤務する全員が
山登りで高い山に登り
雲が下界に出来ない限り経験できない

足元から下は雲の世界

やっぱ 言ったよ
「わたしゃ神様だ」って
 
 

管制塔は見たPART 52

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 4月25日(金)12時59分23秒
返信・引用
  TV出演

数年に何度かはローカルTV局の中継放送が管制塔にやってきて
生放送が行われる

管制官に成り立ての頃は血気盛んなロンゲだったから
放送時間だけ
「お前はレーダーに行っていろ」と
おらの顔がTVに映る事はなかった

今 思っても長髪の管制官いるんだ・・てのは話題になるのになぁ
だが立場上 無理なのは理解できるが・・・

結婚して7;3にしたノーマル頭
ブリーフィングで今日はHBCのTV中継があるからと

おら またレーダーだと諦めかけたら
おらのイニシャルがタワーにアサインされた

????
なんとなくブスだからTV向きでないのかと勘違いしていたし
ああ!!!
短い髪ってTVに優しいのだと理解した

それからTV中継は外される事はなくなり

その後
広報映画の出演者の依頼も来て

あの当時 いい男が揃っていた管制官仲間
でも飛行場管制席のベスト・ポジションでの出演はおらに回ってきた

ライトに照らされ服が焦げるのでは思う位の暑さの中で
同じ管制指示を何度も出して

OKサインが出た頃には汗だくになっていた
しばしの俳優気分

あの映画何処かの倉庫にでも眠っているなら
今一度見たいのだぁ
 

管制塔は見たPART 51

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 4月18日(金)12時32分39秒
返信・引用 編集済
       日本語でお願いします

明日は航空際
色んな飛行機の地上展示があるから、普段はお目にかかれない飛行機がやって来る
同じ航空法・航空法施行規則・・・とか全世界共通の言語によって安全は保たれる

何時もは海上自衛隊の基地を飛び立ち
ひたすら海上を飛び続け 敵の潜水艦を探し出す
対潜哨戒機のP2J(今はP3 オライオン)がやって来た

指示通り安全に東側滑走路に着陸して
誘導路に入り北の大地の管制塔の場合は更に西側滑走路の横断許可を得てから
ランプ地区(駐機地区)の向かう事が出来る

P2Jはその西側滑走路をなんと無許可で横断しだした
着陸態勢にはいっていたジェット練習機を進入復行させて

飛行場管制席のおらは怒り心頭

JN○○876 %$%%&&&&
     ↑
早口の英語で西側の横断許可出していないぞ・・・と

相手からは すまなそうに・・・セイ・アゲイン
繰り返す事 3度

ついに「日本語でお願いします」と

マニアが航空無線で聞いて事件になるとパイロットも困ると思い
「オペレーションに帰ったらタワーまで電話して」

10分後 パイロットからの電話をスーパーバイザーが取り
彼曰く  「田舎の空港しか知らないので、本当に申し訳ありません」

おいらは 周りに英語堪能な人いたから
日本語でお願いしますは言った事ないけど

日本語でお願いします・・・と言うのは
航空通無線通信士の資格を持つ人達にとってかなりの恥かもしれない
 

管制塔は見たPART 50

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 4月10日(木)11時19分13秒
返信・引用
  搭乗訓練 PART3

今日は名古屋⇔千歳の全日空のB727での交差訓練
何時もなら航空会社のカウンターに行き
高いお金を払い搭乗チケットをもらい出発ゲートに向かうのだが

今日は全日空の受付けから運航課に案内され
キャプテン・コーパイ・フライトエンジニア(今の時代はいない)とブリーフィングで紹介されて やがて
ブリーフィングも終わり、やがて小さなバッグをぶら下げ
旅客機の周りを彼らと一緒にチェックにまわり

いよいよ誰もいないキャビンを経由してコクピットに入る
前列左側がキャプテン その右側がコーパイ
キャプテンの後ろがおら その隣がフライト・エンジニア

やたらとチェック・リストをフライト・エンジニアが読みあげ
それに声で答える両パイロット
タクシングして管制塔から聞きなれた同僚からの離陸許可が出た

三人で出を合わせて3本のスロットル・レバーを上げる
(車で言うと3つのエンジンのアクセル)
だんだんとスピードが上がりフライト・エンジニアの速度を読み上げる声で
V1….V2,…V3
ナウ ローテーションの声でキャプテンが機首を持ち上げた

航空機事故は その殆どが離陸の2分間と着陸の3分間に起きている
離陸後 直ぐにオート・パイロットにセットされ
コーパイに「ユアーコントロール」と指示を出した後は
キャプテンは話相手が出来たとばかり

着陸態勢にはいる1時間後まで
首が痛くならいの?という位、後ろを見ながら おらと雑談してた

ドアの暗号のノックの回数でロックを外し
入ってきたスッチーから美味しいコーヒーを飲みながら

訓練という名の観光旅行の始まりの日だった
 

管制塔は見たPART49

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 4月 2日(水)12時32分44秒
返信・引用
  クルー旅行

春夏秋冬

一番 記憶から甦ってこないのは  秋

空港が天候に左右されにくいからかもしれない

特に北の大地では、これからの厳冬を思い気持が
冬に向いている

そんな時期、
クルーでの旅行の話が持ち上がり目的地は層雲峡、
クルー総員18名全員が5台のマイカーに分乗して最終目的地は大宴会予定の
国家公務員宿舎の大雪荘

若いメンバーが多かった あの時代
宴会が始まると やたらとイッキが繰り返される
必ず使用した杯は大きな土鍋の蓋を逆さにして
息抜きの穴を指で塞ぎ

そこにビールと日本酒とウイスキーがごちゃ混ぜにに入れて
「イッキ イッキ」の掛け声で飲み干すから二日酔いにならないはずはにゃ

オフの夜の それもクルー旅行は何時もこんな感じ
あまりの騒ぎに 管理人さんがやってきて
「あんた達みたいな公務員は見たことない 最低」と言われ
最低って言われて 皆で手を叩いて喜んでいた

オン(管制官としての仕事の時間)の間は 僅かな時間でも
ストレスが溜まる職業
心筋梗塞・胃潰瘍・痔・・・・若いのにそんな先輩の多かったこと

いつもはインテリぶって朝のブリーフィングなんか
英会話得意なクルー長などは
流暢な英語でやたらと話し掛けてきていたし

どこかで馬鹿しないと持たない・・・みたいな

まぁ 今でも おらは同じ酔うな事している気もする
 

管制塔は見たPART48

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 3月24日(月)19時29分14秒
返信・引用
  搭乗訓練 おまけ

ステック状の操縦桿は卵を握る様に優しく・・と
もちろん理解はしていたし
急激な操作は失速してしまう事も頭には入っていた

・ ・・・
操縦桿を軽く右に傾けただけのつもりが
急激な右旋回になってしまい

もちろん右に機体が傾くから当然の如く
高度は下がり続ける

そう 右下に急激に落ちていく感じ

これではあかん・・と機首上げを試みると
今度は急激に右上に上がろうとし過ぎて
失速の警報が操縦席に鳴り響く

無理だと思ったパイロットはすかさず
「マイコントロール」と彼に操縦が代わり

レベルフライトで落ち着いた頃に
「君 今度は簡単な水平飛行でやってみて」と
再び「ユア コントロール」

今度はミスしないぞ・・と
計器(水平犠)を見ながらレベルフライトを試みるが
大波にもまれた小船の如く上がったり下がったり

長年 パイロットを夢見た頃が続いたが
この優しいパイロットが操縦をさせてくれたお陰で
自分には全く適正がないことを実感した

年中 車を走っているが無事故・無違反で過ごしてこられるのも
自分の能力を知っているからだと思う

でも生まれ変わっても やはり鳥になりたいと言う願いは不変なのだぁ
 

管制塔は見たPART46

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 3月22日(土)14時39分31秒
返信・引用 編集済
  搭乗訓練

ある日の晴天の北の大地の飛行場
向かっているのはタワーではなく
飛行隊の待機室
やがて整備員に案内されて装備室で
オレンジ色のフライトスーツに着替えて

整備員からマスクとかヘルメットとかの装備一式を
ぶら下げてブリーフイングルームのドアを開けた

そう
今日は憧れのジェット戦闘機の初めての搭乗訓練
簡単な事故紹介とブリーフィグが終わり
パイロット共に機体に向かった
念入りに機体の回りをチェックするパイロット
やることないから後ろに手を組んで
彼のあとをうろうろして
やがて金属製の専用の梯子で後部座席に
自分の身体を沈めた

2名の整備員の一人が自分の担当で
酸素マスクの調子とかその他の装備のチェックを始めた

宮城県での訓練で経験しているが実機では初体験

やがて 小さなジェット戦闘機で鳥になった時間
パイロットの訓練も尾張名古屋で

支笏湖上空でマスクのマイクを通じて
「君 操縦してみる?」
「はい^^是非 お願いします」
やがて「ユア コントロール」
で自分のコントロールステックが操縦桿に代わった
「右に90度ターンしてみて」
操縦桿を右に倒すと
・・・・・PART48に続く
 

管制塔は見た PART45

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 3月19日(水)10時11分7秒
返信・引用 編集済
  スピード差

飛躍的に進歩した現代の航空機

旅客機のコクピットなどは
その昔は小さな計器が所狭しと並び
それをキャプテン&コーパイ&フライトエンジュニアの6つの目で
もちろん外も計器もひっきりなしに見て人の手で細かな作業をしていた

戦闘機は早いことが最先端と思われていた時代
自然と細く長くなると・・・着陸の際のスピードもコントロール出来ず

着陸進入の時は140ノット(これでも新幹線よりは早いが;)位なのに
あのF104戦闘機などは確か160ノット位で進入していた
そこにローカル空港専用のYS11と言うれレシプロ機などもひっきりなしに来ていたから

判りやすく言えば高速道路を自転車と車とF1が同時に走っていた様なもの
高速道路なら追い抜けるが
ファイナルアプローチ(着陸進入)では、それは間違いなく航空事故につながる

なんて言うか マニアルでは出来ない経験を積んだ管制官の腕の見せ所

ある日 最新鋭のF15戦闘機が始めて配置されて
一号機がやってきた

当然 ファイナルスピードが速いと思い
F15戦闘機の次に着陸予定のB747ジャンボジェットは
近めの9マイル位のセパレーションで進入させた

やがて初めて見るその戦闘機が3マイルの地点で
背中から畳一枚位のスピードブレーキを垂直に上げた

え!
車なら止まればいいのだが;

まるでレシプロ機の様なゆっくりしたスピードに変化
だんだん追い抜くかの様に近づくジャンボ

たった一人しか乗っていない戦闘機のために
500人乗りのジャンボのゴーアラウンド(進入復行・・・やり直し)の危機

アフターランデインク イクスペデエイト タクシーイング アンド クリアーランウエイ
(着陸後は速やかに滑走して滑走路を開放してください)
と指示を出し

何とか間に合った;
 

管制塔は見た PART44

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 3月 4日(火)20時07分53秒
返信・引用 編集済
  同時に二つのこと

VFRとIFRが2本の滑走路の錯綜する北の大地の空港では

今は日に270便の定期便も
その時代は確か65便

楽なのかというと今の様に滑走路は4本ではないし
あの時代。赤の脅威というか米ソの冷戦時代

日常茶飯事でソ連の戦闘機とか爆撃機が領空侵犯を犯すから

当時、2飛行隊があった戦闘機は
そのひとつの飛行隊が一度に10数機が出発して
1時間で訓練を終えて帰って来る

燃料に余裕がある戦闘機はタッチアンド・ゴーとか
ローアプローチを要求してきて飛行場の周りから離れない

今の時代は同時に違う周波数で呼ばれると
コンピューターが先着順を判断して時間差での要求をスピーカーから流す

その時代は周波数毎に専用スピーカーが並び
同時に要求された事を聞き分け

片方のパイロットに送信する指示の・・ラジャー.・・の部分だけ
同時送信をしながら まるで二つの口を持っているような事もこなしていた

ある時 同時に3つの送信をしなければいけない時
マイクを二つもち三つ同時に指示を出した時の後輩は

今でも時々会うたびに まるで神様みたいな人でしたと言われるが
まぁ
とにかく数秒の時間で追われつづけていた
 

管制塔は見た PART43

 投稿者:コントローラー  投稿日:2008年 2月27日(水)08時46分8秒
返信・引用
  ブリーフィング・ルーム

管制塔ないしはレーダー室への勤務の前に
パイロットと同じようにブリーフィングが行われる

管制塔のある建物のある2階に、まるで喫茶店の様にカウンターがあり
当番で(もちろん下端の仕事)カウンターの中に入り専用チケットを受け取りコーヒ―とかコーラーを飲みながら

タワーとレーダーのアサイン(配置)が業務用イニシャルで分けられる
(ちなみに10年間 おらのイニシャルはTI・・ラインで相手を確認する際はタンゴ・インデアと相手のイニシャルと交換していた)

それから本日の滑走路(北からか南からか)
最新の気象情報・予報
その他色々な情報を頭にいれて、やがてタワーに登る階段の途中
ウオッチ・スパーバイザーがタワーの中での最初のポジションをアサインする

通常5時間以上の勤務はしないが
その間に数回ポジション・チェンジを行いやがて勤務を終える

天気が悪くローカル・フライトがキャンセルになると
交代でブリーフィング・ルームでたむろして
街中の喫茶店と同じように暇つぶしの管制官の無駄話が始まる
 
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